入江田翔太さんによる無料レクチャーノートのレビューです。
マジックランドのIDEASというコンテンツの中で発表された、無料で読めるテキストです。
無料ということで、4ページのあっさりとした内容となっています。
『マジックの分類方法の一部をまとめたもの』ということで、3つの観点からマジックを分類されています。
1つ目の分類では、不可能性に着目して分類されています。
非常に抽象的にまとめられており、特に分類の4つ目になる「世界を信じられない」については、例の部分が『????』と何も挙げられていないため、具体的なイメージもつかめません。
ちょっと良くわからない分類だったなという印象です。
2つ目の分類では、マジックショーの要素について7つに分類されています。
これが全てではないと書かれているのですが、それにしてもこの7つに分類される根拠が曖昧です。
例えば『ストーリー』に関する分類については、ストーリーの有無についてのみ書かれていますが、そもそも『ストーリー』の定義自体が本来J・V・ドルーテンによる定義が引用されることが多いものですし、『スタイル』についても、単にコメディやシリアスという分類を行うにしても、メイエルホリドやM・チェーホフの考えは無視できません。
この辺りが、舞台芸術に関する文章の中でよく引用されるものですら引用されておらず、このテキストからの広がりがなく物足りない印象がありました。
3つ目の分類では、ロジェ・カイヨウ氏の分類に従った「遊びの分類」に当てはめた観点で手品を分類しています。
個人的にはここが一番面白かったのですが、そもそもなぜ「ロジェ・カイヨウ氏の遊びの分類になぞらえた」のかがよくわかりません。
その根拠が曖昧なために、どうにも、ご自身の知っている分類の知識にムリヤリなぞらえた感じがしてしまいました。
全体として、机上の空論というか、思いつきの範囲に留まってしまう与太話だと感じました。
無料のコンテンツなのですから、このテキストから何か広がるものを感じる人が一人で居れば良いのだと思います。
僕は入江田さんの演技を拝見したことがあるので、なんとなく言いたいことが読み取れた部分はあるのですが、入江田さんの名前を初めて聞く人がこのテキストを読んでも何も分からないと思います。
『マジックの分類方法の一部をまとめたもの』ということでしたが、全然まとまってはおらず、入江田さん自身と、入江田さんの演技を見たことのある人のための備忘録と言った感じでした。
マジックランドのIDEASというコンテンツの中で発表された、無料で読めるテキストです。
無料ということで、4ページのあっさりとした内容となっています。
『マジックの分類方法の一部をまとめたもの』ということで、3つの観点からマジックを分類されています。
1つ目の分類では、不可能性に着目して分類されています。
非常に抽象的にまとめられており、特に分類の4つ目になる「世界を信じられない」については、例の部分が『????』と何も挙げられていないため、具体的なイメージもつかめません。
ちょっと良くわからない分類だったなという印象です。
2つ目の分類では、マジックショーの要素について7つに分類されています。
これが全てではないと書かれているのですが、それにしてもこの7つに分類される根拠が曖昧です。
例えば『ストーリー』に関する分類については、ストーリーの有無についてのみ書かれていますが、そもそも『ストーリー』の定義自体が本来J・V・ドルーテンによる定義が引用されることが多いものですし、『スタイル』についても、単にコメディやシリアスという分類を行うにしても、メイエルホリドやM・チェーホフの考えは無視できません。
この辺りが、舞台芸術に関する文章の中でよく引用されるものですら引用されておらず、このテキストからの広がりがなく物足りない印象がありました。
3つ目の分類では、ロジェ・カイヨウ氏の分類に従った「遊びの分類」に当てはめた観点で手品を分類しています。
個人的にはここが一番面白かったのですが、そもそもなぜ「ロジェ・カイヨウ氏の遊びの分類になぞらえた」のかがよくわかりません。
その根拠が曖昧なために、どうにも、ご自身の知っている分類の知識にムリヤリなぞらえた感じがしてしまいました。
全体として、机上の空論というか、思いつきの範囲に留まってしまう与太話だと感じました。
無料のコンテンツなのですから、このテキストから何か広がるものを感じる人が一人で居れば良いのだと思います。
僕は入江田さんの演技を拝見したことがあるので、なんとなく言いたいことが読み取れた部分はあるのですが、入江田さんの名前を初めて聞く人がこのテキストを読んでも何も分からないと思います。
『マジックの分類方法の一部をまとめたもの』ということでしたが、全然まとまってはおらず、入江田さん自身と、入江田さんの演技を見たことのある人のための備忘録と言った感じでした。
0 件のコメント:
コメントを投稿