マジッククリエーターの野島伸幸さんによる「週刊マジオン」9月号のレビューです。
8月号のレビューはこちらです。
2016.09.04号~スリーポイント・アクロス~
コインがあっちこっちに行きます。
クライマックスがすごく面白いです。
工作が必要ですが、難しい細工ではありません。
少しコインマジックを知っていると、前半部分を自分なりにアレンジできて楽しいと思いました。
でももしかしたら、使いやすいコインパースを入手するのがちょっと手間かもしれません。
2016.09.11号~カードキャプター・のぐち~
お客さんが選んだカードをお札がつかまえます。
「2つ折にしたお札をデックの中ほどに差し込んで引き抜く」というシンプルな動きだけでカードが出てくるので、見ていてびっくりします。
非常に簡単ながら、かなりビジュアルな現象です。
お札にイケナイことをするのかなと思っていたら、合法でした。
少し準備が必要ですが、準備するために特殊な道具は必要ないのでお手軽です。
2016.09.18号~TRIGGER トリガー~
輪ゴムに引っ掛けたお札が飛びます。
お札の手品だと先程の「カードキャプター・のぐち」は少し準備が必要でしたが、こちらは完全に即席でできる手品です。
お札がピョンと跳ねる程度かと思ったら、思ったよりバヒューンって飛びます。
また、ちょっとした小ネタ程度を想像していたのですが、実演の演出が面白く、意外と実用性の高い手品だなと思いました。
2016.09.25号~パーフェクト・ロケーション~
12枚の絵札の中からカードを当てます。
完全セルフワーキングのパケットトリックです。
シンプルな仕組みながら、演技の展開がしっかりしていて面白いです。
セットも簡単ですし、即席でセットする方法も合理的でスムーズにできます。
トランプの材質にも左右されませんし、借りたトランプでもできます。
ジャンボカードでもできそうなので、サロンでの演技も可能だと思います。
工夫すればトランプじゃなくても、イラストのカードでもできそうです。
色々な場面で応用ができ、非常に使い勝手の良い手品だと感じました。
~~全体を通して~~
9月号は、カードマジック、コインマジック、日用品マジックという風にバラエティ豊かな手品が揃っていて、毎週の配信が非常に楽しみでした。
また、即興的に演じられるものからしっかり準備して演じるものまで、様々な場面に対応できるラインナップとなっていたため、即戦力になる手品が見つかるのではないかなと思います。
10月号ではまた違う道具を使った手品が配信されるらしいので、今からとても楽しみです。
とりあえず、9月中に入会すれば9月配信分は全てダウンロードできるらしいので、興味のある方はぜひ「週刊マジオン」をチェックしてみてください。
※記事冒頭の写真は単に絵札を並べただけです
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