著者がマジシャンをちょっとやってみた記録エッセイです。
分量は結構多いのですが、それを感じさせないほど読み物としてとても面白く、一気読みしてしまいました。
実際にマジックで100万円を稼ぐまでの道のりが書かれてはいます。でもノウハウ本とかではなく、純粋に記録エッセイというか、活動紹介みたいな感じです。
マネタイズのヒントとかは、まあ無くはないのですが、そこに興味がある人にとっては当たり前なことかもしれません。
なんなら著者がそもそも、この企画のためにマジシャンの活動を本格的に始めたみたいなところがあって、もはや電波少年みたいな感じです。
しかし波乱万丈なエピソードにまみれることもなく、至極まっとうにマジシャンをされている様子が読めます。
これを読んでマジックでウハウハ!みたいなビッグドリームに期待するのではなく、ただただ楽しむために読むのがオススメです。
ちなみに、一気読みができてしまうのですが、読後感はコラムの河童に全部持っていかれます。
河童が気になる人はぜひ読んでみてください。とても良いですよ。
マジックマーケットの期間中、オンラインのショップページで買うことができます。
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