2020年5月5日火曜日

レビュー『POEM』


谷英樹さん考案『POEM』ダウンロード版のレビューです。




2020年5月2日~4日に、マジックマーケットオンライン2020がインターネット上で開催されました。
例年は夏に行われている手品関連の即売会で、昨年は私も参加したのですが、今年は世界的にあれこれあってオンライン上の開催となりました。

そこで購入したもののうち、ダウンロードコンテンツはすでに手元に有りますので、その中から私が一番良かったと感じた作品、谷英樹さんの『POEM』(ブース名:谷こざわ)のレビューを書きます。



商品紹介ページにリンクを貼ろうと思ったら、マジックマーケットオンラインが終わっちゃったのでもうページが無いんですよ。そりゃそうか。
谷英樹さんのツイートにリンクを貼りますね。

商品紹介によると
「仕掛けのない普通のポチ袋に3通りの予言を仕込むことができる、応用範囲の広いメソッド」
とのことです。

これ、長く手品に触れていると身構えてしまう言い方なんですよね。大体こういう紹介文だと、ちょっと大げさな書き方が混じっていたり、嘘ではないが本当でもない言い回しだったりする部分があるものなのです。
『POEM』はそれが一切なくて、本当にこの紹介文のまま「仕掛けのない普通のポチ袋に3通りの予言を仕込むことができる」方法でした。

しかも、なんなら控えめな書き方です。買う前の予想としては
「3通りの予言を仕込むことができる(が、その実現については触れない)」
という含み方の紹介文なんだろうなあと思っていました。
たとえば、ラッキーパターンとアンラッキーパターンに大きな違いがある(不思議さの違いとは限らない)やつかなと。
『POEM』はそれすら無かったです。ポチ袋がどの順で選ばれようとも、同等に、クリーンに、3通りの予言が機能します。
この点にめちゃめちゃ感動しました。

道具の自作も楽で、三色予言のほうはポチ袋3つ分の荷物で完結する手品です。
非常に実用的なメンタルマジックだと感じました。
値段は、道具付きだと1000円で、解説のみのダウンロード版だと500円という、冗談みたいな価格設定でした。大丈夫?


またマジックマーケットオンラインで購入した他のものについても、気が向いたらレビューしようと思います。

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