2022年1月25日火曜日

レビュー「フォークの捻り方 ~ノーギミックのダイレクトツイスト~」

マジックマーケット2021春・冬にて頒布された【SHiN-Ta-Roと「POPcooooorn」の愉快な仲間たち♪】ブース「フォークの捻り方~ノーギミックのダイレクトツイスト~」のレビューです。

マジックマーケット2021冬にも再販されたもので、実は春マジケのときに買っていたのですが、ちょっとワケあってレビューが遅れました。

内容としては、お客さんにフォークを軽くつまんでもらった状態で、マジシャンがそのフォークをぐりぐりっとねじってしまうという現象です。

実演動画を見ると「えっ、ノーギミックでそんなこと本当にできるの?」と思えたり、単に握力が300kgくらいあるムキムキマッチョなだけでは?と思えるほど、鮮やかにぐりっといっています。
本当に実演の通り捻ることができるのかな?と思いながら、解説部分を見てみるとこれまた「そうはならんやろ」と思ってしまいます。それで本当にぐりっとできるの??みたいな気分です。


で、実際にやってみた結論としては、できます。

めちゃめちゃ筋力が必要かというと、そうでもないと思います。
ちょっと前にフォークで鶴を折る手順が流行りましたね。そのくらいでしょうか、鶴が折れる程度のマッスルで良いと思います。

ただ、やり方を覚えてそこそこの筋力があれば簡単にできるわけではないです。
このムーブは、感覚的なコツに依存する部分が大きいと感じました。相当練習してコツを掴む必要が有ります。
個人的には、ムーブ全体を2つに分割して考えたとき、後半部分にかなりコツというかポイントがあると感じました。

記事のトップの写真が実際にやってみた結果で、あまり練習していない段階だとムーブを3回繰り返して写真上の180°捻った状態にでき、そこそこ練習したらムーブ1回で写真下の90°捻った状態にできるようになりました。
参考になればと思います。

ちなみに、なぜか私は握力がゴリラだと勘違いされることがあるのですが、むしろ全く逆で生まれつき握力が弱く、小学校に上がる際「リコーダーが吹けない(穴が押さえられない)かも知れない」と医者に言われたほどでした。

現在は両手とも30kg重ほど有りますが、同世代の男性の平均握力が45kg重ちょいなので、割と弱いほうだと思います。同世代の女性の平均握力くらいです。
例えばフォークで鶴を折るやつだと、手順の中に一部かなり厳しい部分があるなと感じました。そのくらいのマッスルです。


基本的には動画で分かりやすく、基本のフォームから細かい動き、ちょっとしたコツや手順の工夫まで丁寧に教えてもらえるので、私くらいの握力があれば練習次第でできるようになると思います。
解説の途中で、音量が変に大きくなったり小さくなったりする部分がありましたが、聞き取れないわけではないので私はあまり気になりませんでした。

ただ、1点だけ問題があります。
解説で推奨されているフォークが、どうやら少し前に生産が終了したようで、現在はなかなか手に入らないのです。
一応通販で手に入るのですが、フォークだけ買うのに通販するのもなあと思って、ついでがあるときの後回しにしていました。
これが、レビューが遅くなった理由です。

解説では推奨のフォークでなくても大丈夫ということでしたが、初めて練習する場合は良さそうなフォークを買ってやってみたとして、上手くいかなかった場合にそれが練習不足や方法の違いなのか、あるいはフォークの選び方に問題があるのか判断できません。

実際、私も最初は適当なフォークを買って練習してみたのですがどうも要領を得ず、推奨のフォークである程度コツをつかんでから初めて、確かに最初に買ったフォークでもできそうだなと思えました。
あと、スプーンでもやってみましたが(できるそうです)、これに関しては間違いなくフォークのほうがやりやすいです。


練習次第できちんと習得でき、シンプルながら非常にインパクトのある素晴らしい手品です。

もしもまた再販されるのでしたら、現在手に入るフォークでオススメのものを追記した2022年バージョンを出して欲しいと思います。
それがたとえ推奨フォークより多少やりにくいものだとしても、このフォークならできるよ!というアナウンスがあれば、まず最初はとりあえずその道具を選んで、あとは解説を信じて練習ができるからです。

今後に期待しています!

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