マジケ2024春【TANISHImagic】「オートマチック・トライアンフ」のレビューです。
厚川昌男賞ウィナーの谷英樹さんによる作品です。
マジケのリアル会場で物品として頒布され、オンラインでは解説を買うことができます。
マジケ2023秋に頒布された富山達也さんの『ホール・ソート・デックの作り方』を参考にした作品ということで、なかなかマジケらしい試みとなっています。
となると、どの辺りを工夫したのかなという点に注目してしまいますね。単にホール・ソート・デックを使ってみた手順です程度だと、あまり面白みがないかもしれません。
そういった意味でこの「オートマチック・トライアンフ」は、肝になるアイデアがめちゃめちゃ賢くて、かなり面白いです。
トライアンフというプロットと非常に合った使い方(作り方も含めて)をしており、解説を読むと思わずおおっと唸ってしまいます。
道具さえ用意できれば演じるのも簡単で、変わり種のカードマジックを探している人にとっては即戦力になり得る手順だと思います。
作るのもそう難しくないというか、ただただめんどくさいだけで、特殊な技術や大層な工作器具は必要ありません。
商品ページを見てちょっと面白そうだなと思った方には強くオススメできる作品です。
マジックマーケットの期間中、オンラインのショップページで買うことができます。
また、今回のマジケ商品ではないですが、富山達也さんの『ホール・ソート・デックの作り方』はこちらで購入できますので、お持ちでない方は併せて買っておくと良いと思います。
ちなみに谷さんはオンラインでもう1つ、「ボール&ケース」という新作を出しています。
こちらもなかなかぶっ飛んだことをやっていて面白いです。特定のマジック道具が必要ですが、これくらいなら3Dプリンターで作れそうだなとも思います。
こちらも是非チェックしてみてください。
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