全盲のマジシャン！デビュー！

旧ブログの記事を編集してお届けします。

2012年9月29日（土）に行われた、全盲のマジシャンによる演技の記録です。

チャイナリングを演じてくれました！

チャイナリングとは、４本の金属製の輪っかが繋がったり外れたりという、古典的なマジックです。

本人も手品に興味を持ってくれて、他の演目にも挑戦したいと言ってくれてます。

今後のことを考えると、カードとかクロースアップマジックの方が彼の宴会芸にできて良いかな？とか考えてます。

ちなみに、チャイナリングの練習の際に初めはポケットリングを使って手順を覚えたので、

彼はポケットリングも演じることができます。

ステージでの演技ですが、写真で見るとお分かりかもと思うのですが、音楽科の生徒がエレクトーンでBGMを生演奏してくれています。曲は、お客さんのイメージなんかも重視して「オリーブの首飾り」でした。

そして、お客さんの中には視覚障害を持った方もいらっしゃるので、演技に合わせて僕がノリノリで実況を入れました。

それで良いの？と思う方も多いと思いますが、それで良いのかは正直わかりません。ただ、凄く好評で、学校では後々までその話題を引っ張るほどでした。

これで手品に興味を持ってくれた別の生徒（こちらも全盲）が僕に、学校のクリスマスパーティーの出し物で手品をして欲しい、と話を持ちかけてくれました。

また12月に、盲学校で手品をする機会が出来ました。

※全盲の定義は難しいですが、ここでは常用的に点字を使用していることで全盲を定義しています。