学生マジシャンに読んでほしいこの10冊、7冊目は発声の本です。
今回は、どちらかというと妻からのおすすめです。
日本語の発声レッスン 改訂新版・一般編
川和孝 著
新水社
¥1,260
新水社
¥1,260
この10冊シリーズにぜひ取り入れたい単元として、日本語の発声・発音があります。
ところが、いざ色々な本を手に取り読んでみると、「理論的な部分」「技術的な部分」「実際の教則」を全部取り入れた本って
なかなか見つからないものでした。
そこで、演劇やナレーションに詳しい妻にアドバイスを願ったところ、この本をオススメしてもらいました。
僕自身もパラパラと読んでみたのですが、かわいらしいイラストとはうって変わって中身はなかなか充実しており、理解しようとすると結構ヘビーな内容です。要所要所でレッスン的な項が設けられており、しっかり勉強すると力が付きそうです。
理論的な部分も充実しており、僕が本を探す上で載ってるかどうかを指標とした
「抑揚(アクセント、プロミネンスなど)」
「緩急(リズムなど、プロミネンスも含めて)」
「間(ポーズとかアーティキュレーションとか)」
これらについては、全部載っていました。
また、音声学的な意味での日本語の構造についてはかなり詳しく、五十音の行ごとにそれぞれ解説してあります。鼻濁音ももちろんあります。頭でっかちな理論だけではなく、実践への対応を意識した構成だと思います。
辞書的な意味でも、理論書としても、教則本としても重宝できる、良い本だと思います。
妻も、長く愛用しているそうです。
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